3education: 2003年12月アーカイブ

バースディパーティ
Kids Playground
今日は息子がKindergartenの女の子のバースディパーティにお呼ばれされたので家族で参加しました。アメリカではかなり派手に子供のバースディパーティをやるのが普通で、バースディパーティはビジネスとしてなりたっています。それ専用のパーティ会場やマクドナルドなどでもバースディパーティができます。今回のパースディパーティはケンブリッジから車で30分ほどのWoburnにあるパーティ専用の会場Kids Playground で行われました。

会場はその名のとおり子供の遊びで、写真にあるようなチューブとトンネルでできた遊び場や、ミニゴルフ、着せ替え部屋などがあり小学校低学年までの子供なら思う存分楽しむことができます。バースティパーティはこの遊び場で1時間程度自由に子供達を遊ばせ、その後部屋に集まりプレゼントを渡し、ケーキ、ピザを皆で食べました。今回のパーティには親と子供を合わせて30名弱ぐらいがありまり、プレゼントは山のようにありました。こんなにたくさんのプレゼントを一人でもらってどうやって遊ぶか心配になるほどです。子供のころからたくさんのオモチャに囲まれて育つとモノを大切にしなくなるのではないでしょうか。私の子供のころは家がそんなに裕福ではなかったので、親からもらったたった一つのプレゼントをとても大切にした記憶があります。

違った見方をすると現代はモノ、情報が溢れている時代なので、子供のころから多くのモノや情報に触れ、その中で大切なものを見抜く目を鍛えるということにはよいのかもしれません。さらに子供うちから多くのパーティを経験することにより社交性が身につくという長所もあるでしょう。また、子供達は毎日学校でお勉強したり遊んだりしますが、親たちはなかなか交流がありません。特に、我々のような英語の苦手な日本人の場合はなおさらです。今回のパーティで今までほとんど話したことのなかった親達とも話すことができ親の交流も少し深まったと思っています。

Lucky Star Bus
ボストン在住の方なら多くの方が知っている情報ですが、ボストンとニューヨークのバスが片道なんとたったの10ドルです。ボストン、ニューヨーク間は約320キロ(東京、名古屋間程度)、車まで約4時間30分程度かかります。それが何と片道10ドルなのです。

旅行会社は中華系で3社あるそうですが、私達家族はそのうちLucky Star (http://www.luckystarbus.com/) という会社のバスを利用しました。知り合いやインタネットの情報を調べると、ダブルブッキングがあるとか、客層が悪い(Market Basketのときと同じ)とか、運転が乱暴で命の危険を感じたなどネガティブな情報ばかりでした。

Market Basketの件(日本人の評判とは違い実際はとてもよいスーパーだった)もあったので自分の目で確かめようと思い、あえて中華系のバスを利用しました。結果は、結論からいうと全然問題なしでした。日本で長距離バス(金沢⇔東京間)を利用したこともありましたが、それとほとんどかわりませんでした。会社や時間帯によって違うかもしれませんが、私達の乗車した往路ボストン朝7時発、復路ニューヨーク昼12時発のバスは上の写真にあるような白い比較的新しい大型バス(トイレも中にある)でとても快適でした。運転手も愛想がよく、運転も荒くはなく(途中で競合バス会社のグレーハンドを抜き去った)命の危険を感じることは全くなかったです。あるホームページに乗客の中の客層がとても悪く日本人なら乗る気にはなれないというようなことを書いていましたが(ニューヨークの地下鉄は危なそうな人が乗っていた...)、決してそんなことはなかたです(私の隣席は間寛平と天才バカボンを足して2で割ったような中国人だった)。また、ダブルブキングで乗車できないということもありませんでした。さらに、ほとんどのホームページに休憩後は人数確認をしないで出発すると書いていましたが、ちゃんと人数確認をしていました。クリスマスの時期1回しか乗ったことがないので、時期によっては違うかもしれませんのでこの記事を鵜呑みにしないでください。乗務員によって当然変わります。

この件と激安スーパーマーケットの件、さらにはどの小学校がいい悪いという件(未執筆)は共通項があります。つまり、噂が噂を呼ぶというか、自分では確認してないにもかかわらず噂を信じてそれを吹聴するということが人には多いのではないかということです。先入観を持たずに自分の目で確かめることの大切さを実感した件でした。

Market Basket
Cambridgeの近郊で1番のお勧めのスーパーマーケットをご紹介します。それはMarket Basket (400 Somerville Avenue, Somerville, MA 02143)です。Rilable Market (45 Union Sq, Somerville, MA 02143)の近くにあります。

Market Basketの最大の売りはなんと言ってもその安さでしょう。Star Marketで1週間の食料品や雑貨などを買い物をすると100ドルを超えてしまう場合が多々ありますがここではその心配は無用ですし、野菜、果物等の種類も多く新鮮です。活ロブスターがなんと1ポンド4.99ドルです。活ムール貝も4ドル弱で食べきれないくらいあります。
缶詰、雑貨類も全般的にStar Marketより安いと思います。ベーグル6個入りが1ドル、何と先日はNew England Coffeeが2パック5ドルでした。通常は1パック5ドル弱します。 肉に関してはStar Marketとさほど値段が変わらないと思います。

ただ、難をいえば店の通路が狭い上に客が多いのでカートを動かすのに一苦労します。一度土曜日の夕方行きましたが中はさながら戦場のようでした。今は土曜日の午前中早くに行くようにしていますが、それでも駐車場を探すのに苦労します。多少混雑していても安くで新鮮なものが欲しい方にはお勧めです。

Market Basketは客層が良くないという人がいますが、それは一種の偏見だと思います。確かにStar Marketは白人のお年寄りが多いのですが、Market Basketは黒人やヒスパニックの人たちが多いです。今までStar Marketでずっと買い物をしていたのでMarket Basketへいったときは初め違和感を覚えましたが、2,3回いくうちに消えました。客層はそれほど悪くはないと思いますが、店の商品が安いせいか時間帯によっては非常に込み合います。混雑するのがいやな人はお勧めしませんが、安いし新鮮な野菜等があるので私は気に入っています。

12月10日にボストン日本人学校のレクチャールームでサマーキャンプの説明会がありました。サマーキャンプというのは、親元を1週間なり2週間なり離れてキャンプをさせるものです。この手のキャンプはアメリカではとても人気があり人気のある業者のキャンプには3月ぐらいでいっぱいになったりします。何せ、アメリカの学校では2ヶ月くらい夏休みがあるので親も子供に夏休みをどう有効に過ごさせるか考えざるをえません。多くの親は子供をサマーキャンプやサマースクールにいれるのです。

サマーキャンプはどういうことをやるのかというと、サッカー、水泳、テニス、野球、乗馬などのスポーツがメイン、夜はキャンプファイヤーなどの楽しいイベントがあり、子供たちは親元を離れて友達と一日中遊びます。何てアメリカの子供達は恵まれているのでしょうか。

さて、説明会のあったウェルネスキャンプを簡単に紹介します。このキャンプは日本人の小学生、中学生の子供を対象にしたもので、マサチューセッツ州のWashington山のHi-Rockキャンプ場で開催されます。私はいったことはありませんが、湖もありとても自然のうつくしいところだそうです。キャンプ主催者は日本人で日本のYMCA、アメリカのYMCAなどで働いたことのある経験豊かな方です。キャンプの目標はアメリカ人の経営するキャンプとは少し違っていて、アメリカに住む日本人の子供のために、日本語でキャンプをし、礼儀正しい、責任感があるなど日本人の持つ良い点を身に着けてもらおうというものです。もっとも、厳しくしている躾は挨拶をするとか、残さず食べるとか基本的なことだけで、後はアメリカの他のキャンプと同じでとても楽しいということです。アメリカに住んでいる日本人で子供に日本人のアイデンティティを持たせるためには良いのではないでしょうか。

参考 日米ウェルネス協会 http://www.jawellness.com

子供の通っているPublic SchoolでBook Swapという行事があったので紹介します。これは自分が読んていらなくなった本を友達の本と交換するという趣旨で、学校が音頭をとってやってくれますので非常にありがたい行事です。もらったチラシには以下のことが書いています。

  • Bring in your paperback books from home

  • They must be in good condition

  • Limit of 15 books per students
  • これを読むと普通の日本人なら全然よごれていない新品と見まごうばかりの本を持っていくと思います。実際私達もそうして、とてもきれな子供がまだ気に入っている本を持っていったのです。

    ところが、子供が持ってきた本は.....

    想像にお任せしますが、来年は多少汚れていようが、名前や落書きをしていようがかまわずBook Swapに持っていこうと思います。読んだ本を交換するなら多少汚れてもかまいませんね。ただ、私が思ったことは、good conditionと書いていてこの程度だということです。日本人とアメリカ人のgood conditionという認識が違うのです。確かにMITのCOOPでも中古の教科書を売っていますが、値段の割りにはひどい状態のものばかりです。日本人とアメリカ人のgoodに関する違いは大きいのです。アメリカ人の車は多少のきずやへこみはあたりまえです。日本人ならとっくに修理に出しているでしょう。

     School
    アメリカに住んでいる日本人の多くはお世話になっているかもしれませんが、U.S. Front Lineという隔週発刊の日本語雑誌があり、日本の食材を扱う店や日本語学校などでよく無料で手にいれることができます。その 2003年11月20日198号の論説フロントビューに藤原龍氏による「神話の崩壊」という記事があったので紹介します。

    その記事によると日本からアメリカにきたばかりの子供はたとえ英語ができなくても算数がすばぬけてできているので、1年もたつと英語ができるようになり、そのうちクラスの授業についていけるようになるというのが教師や日本人の親の共通の認識であったようです。しかし、最近のゆとり教育のつけがまわり、算数の教える内容が日本よりアメリカの方が早くなったため、最近の子は英語はもちろんのこと算数もわからず授業についていけない子が多いそうです。

    私には5歳の子がいるため、毎日子供を学校に送り、授業参観や日本の教育委員会に相当する父兄向けの説明会に出席していることもあり授業内容が概ねわかりますので納得です。そもそもアメリカは新学期が日本より半年早い9月から始まります。さらに、日本の年長に相当するKindergartenは義務教育ではありませんが小学校の準備として各学校に設置され公立の場合は授業料が無料なのでほとんどの親は通わせています。教える内容も日本の幼稚園と違って読み書きはしっかり教え、体育、美術や音楽は個人の自主性に任せて(日本のように全員が同じ動作をするように要求されないし時間も少ない)います。ただ、個人的には4~5歳ぐらいの子は読み書きより、体育、音楽、情操教育に重点を置いた方が脳の健全な発達に良いと考えます。最近の脳研究では今まで運動にしか使われないと考えられていた脳の部分(小脳)が高次な認知機能に関連しているという指摘もあります。脳と教育の関連については今後最も重要な研究分野の一つになるでしょう。

    話は横道にそれましたが、一般的にアメリカは日本より初等教育においては教える内容と宿題は多いと思います。さらに、私は子供の通っているあるケンブリッジ市立小学校の状況しかよくわかりませんが、ボストン地区ではなんと白人の90%は私立の小学校に通わせています。東京では私立学校を通わせる親が多いと思いますがその比ではありません。初等教育は日本の方が進んでいるという神話がありましたが、最近は初等教育でもアメリカの方が進んでいるという気がするのは私だけではないと思います。マサチューセッツ州では統一テストがあるのでその問題を日本の小学生に解かせて比較すると客観的なデータを得ることができます。

    Harvard University
    これは、10月10日のエッセイ 「あこがれのHarvard YardでESL」の続編です。私が受講しているAcademic Writingは週2回、時間は17時30分から19時30分で、合計16週あります。その間、テキストとして主に以下の2冊を読みディスカッションしました。
    1. Paul Eschholz and Alfred Rosa, Subjects/Strategies, Bedford, 2003
    2. Debra Dickerson, An American Story, Random House, 2001

    1に関しては副題のA Writer's Readerからわかるように大学のWritingコース用の教科書です。実際に今教えてもらっているLevy先生がESLの生徒向けではないundergraduateのWritingの授業で使ったそうです。ページ数は700頁弱あり、その中で取り上げられているエッセイはピューリッツァー賞作家やThe New York Timesのエディターからキング牧師、マルコムXまで多岐に渡りとても面白い内容になっています。

    2は貧しい南部の黒人家庭に生まれた著者(女性)が人種差別や性差別などを乗り越えてハーバードLaw Schoolを卒業しますが、弁護士になるのではなく生まれ故郷に帰り、その知識を生かして貧しい黒人を救うという物語になっています。

    授業時間はほとんど読んだEssayに関してのディスカッションについやされます。しかも授業スタイルとしては先生が司会をやるのではなく、毎回学生が順番で司会をやりディスカッションを進めていくのです。これはHarvard Extension SchoolのESL(正式にはInstitute for English Language Programs)流のやり方だそうです。このようなスタイルの場合、日本の大教室で開講される授業のように学生は居眠りや携帯メールなどをやる暇はなく、学生が積極的に授業に参加せざるをえません。また、予習をしないで授業に参加してもディスカッションに参加できないので、しっかり予習をしなければいけません。また、学生達と真剣にディスカッションするので、お互いに文化の違いなどを理解できとても仲良くなります。このような学生主導型授業の教育効果はとても高いと実感しています。ただ、一つ問題があってこのような授業形態はおそらく10名以下でなければうまく機能しないことと、学生のレベルが高くないと内容も低レベルなものになるので能力別のクラス編成がどうしても必要になる点です。

    さて、肝心のWritingはEssay(2ページ)を5本書きます。1本完成させるまでに先生が2回添削をしてくれます。私のようなNon Nativeにとっては文章が正しいかどうかわかりません(文法的に正しくても、英語、特にWritingでは使われなかったり、フォーマルではなかったりします)。文法の勉強などは自分でも勉強できますが、文章の校正は私の英語力ではまだまだ難しいので添削を受けることによって非常に勉強になります。このAcademic Writingは受講して本当に良かったと思います。

    このアーカイブについて

    このページには、2003年12月以降に書かれたブログ記事のうち3educationカテゴリに属しているものが含まれています。

    前のアーカイブは3education: 2003年11月です。

    次のアーカイブは3education: 2004年1月です。

    最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

    Powered by Movable Type 4.01