1RoboCup: 2006年5月アーカイブ
HIDEさんからの情報によるとMYCOMジャーナルには大塚実さんによるジャパンオープン2006の記事が掲載されています.こちらの方がより詳しいですね.
ロボット界のナカタ、シュンスケ現る? ロボカップ2006国内大会, MYCOMジャーナル
記事には今大会では上位チームの力がかなり接近してきたので,世界大会では日本勢の活躍が期待できるニュアンスでしたが,ジャパンオープンの結果を見るとHibikino-Musashi以外は苦戦が予想されます.
恐らく,フィリップスはもちろんのこと,ドイツ勢のCOPS,Tribot,Fu-Fighters,ポルトガルのMinhoはHikibinoより強力なループシュートを打ってくるでしょう.Hibikinoチームを仮想ヨーロッパチームとして考えた場合,EIGENでさえも十分に対抗できず2失点を許してしまいました.WinKITにいたっては4失点です.キック力の弱いEIGENやWinKITはなかなか得点することができませんでした.
しかも,日本勢はロボットを空輸しなければいけませんので発送が今月末になります.一方,母国開催のドイツチームは車で運べばよいので大会直前までロボットの調整が可能です.この約2週間の差はとてつもなく大きいのです.
日本勢にとってロボカップ世界大会中型ロボットリーグは非常に厳しい戦いになることでしょう.
先週の金曜日,夢考房ロボカッププロジェクトのジェネラルミーティングが開催されました.夢考房の各プロジェクトは指導責任者または運営責任者を交えたジェネラルミーティングを月2回程度開催することが義務付けられています.
ジェネラルミーティングには何と62名のメンバーが集まりました.昨年は約40名だったので20名もメンバーが増加したのです.うれしい悲鳴です.これに対応するために,ロボカップの中型ロボットリーグだけではなく,シミュレーション,4足ロボット,ヒューマノイドロボットのリーグに参加するためのグループを作りました. 今年のジャパンオープンでは4足ロボットリーグに初参加しています.来年はヒューマノイドリーグに参加することが目標です.
近年,ロボティクス学科が日本各地で誕生しています.今後も増えるでしょう.個人的には夢考房ロボカッププロジェクトやロボットプロジェクトがKITロボティクス学科のコアコンピタンスになることを目指しています.
PC watchに梓みきおさんによるロボカップ ジャパンオープン 2006の記事と動画が掲載されています.
KITのWinKITチームはロボカップ ジャパンオープン 中型ロボットリーグ3位と振るいませんでしたが,なぜか試合中の動画に関しては全てWinKITのロボットが映っています. ロボットのカメラ映りが良いのでしょうか?
- ロボカップ ジャパンオープン2006開催~世界大会に向けて各チームがキックオフ, PC Watch

中型ロボットリーグ 総当り戦結果: 上からFC-Soromons, EIGEN, WinKIT, DIT-RC, The Orient, Trackies, Hibikino-Musashiチーム.
ロボカップ ジャパンオープン2006が5月6日に終わりました.中型ロボットリーグの試合は以下の結果となりました.
- Hibikino Musashi 5勝1分 47得点 2失点
- EIGEN (慶応) 4勝1敗1分 22得点 6失点
- WinKIT(KIT) 4勝2敗 23得点 9失点
- The Orient (東洋大) 3勝3敗 20得点 19失点
- Trackies (阪大) 3勝3敗 18得点 13失点
- DIT-RC(大同工大) 1勝5敗 3得点 43失点
- FC-Solomons (福井大) 0勝6敗 0得点 41失点
今大会は何と言ってもHibikino-Musashiチームの大躍進です.Hibikinoチームは九州工大,北九州市立大,北九州産業学術推進機構ロボット研究所の合同チームで世界大会の常連です.
大会前はEIGENが有利だと思っていましたが,攻撃力に勝るHibikinoは5勝1分47得点2失点という圧倒的な強さで前年度世界チャンピオンのEIGENチームを抑えて堂々のJapan Open初優勝です.世界大会でも間違いなく決勝トーナメントに進むことでしょう.
WinKITは昨年に引き続き3位という結果に終わりましたが、EIGENチームを唯一破ることができました.しかし,HibikinoやTrackiesには完敗し課題も多く見つかり,世界大会に向けての貴重な教訓を得ることができ有意義な大会でした.
ロボットをドイツへ発送するのが今月末,山積みされた問題をどこまで解決できるのか?あとは時間との勝負です.
最終日の試合
- WinKIT 10点 VS FC-Soromons 0点

WinKITの得点シーン (紫色:WinKIT,水色:FC-Soromons). Soromonsチームは全方位カメラを3個も装備しているのが最大の特徴.ただ,キャリブレーションも3倍大変.
- WinKIT 0点 VS Trackies 3点

Trackies(紫色)と WinKIT(水色)の試合.空中にあるオレンジ色の物体は宣伝用のバルーン.ボールではありません...

3年ぶりの勝利! それだけEIGENがここ数年間は圧倒的に強いのです.世界大会ではきっちり修正して巻き返してくるでしょう.
RoboCup Japan Open 2006の2日目です.大波乱があり,WinKITチームがRoboCup 2004, 2005の世界チャンピオンEIGEN(慶応)チームを2対1で破りました.EIGENチームに勝ったのはRoboCup Japan Open 2003で勝利して以来ですから本当にひさしぶりです.
EIGENチームには勝利したものの九州のHibikino Musashiチームには4対0で完敗したので,6日の試合でHibikinoチームがEIGENチームを破るか引き分けならHibikinoチームが優勝し,負けた場合はHibikino,Eigen,WinKITチームの3チームの得失点差になります.
- Hibikino Musashi 4勝0敗 30得点 0失点
- EIGEN 3勝1敗 18得点 4失点
- WinKIT 3勝1敗 13得点 6失点
- Orient 2勝2敗 13得点 17失点
- Trackies 1勝3敗 9得点 13失点
- DIT-RC 1勝3敗 3得点 22失点
- Solomon 0勝4敗 0得点 24失点
5月5日 2日目
- 11:00-12:00 WinKIT 0点 VS Hibikino-Musashi 4点
Hibikino-Musashi(水色) VS WinKIT(紫色)
Hibbikinoチームは九州のチームでWinKITチームは完全なアウェイです。そういうことは影響しないとは思いますがKITチームの完敗です。1対1でも負け、組織プレーでも相手が一枚上でした。次のEIGEN戦ではベストを尽くしよい試合をしたいと思います。
- 15:00-16:00 WinKIT 2点 VS EIGEN(慶応) 1点

EIGEN陣内に攻め込むWinKITチームのロボット(水色)
今年からのルール改正により外光の入る会場で試合が行われました.EIGENとの試合では太陽に雲がかかったり,かからなかったりして目まぐるしく会場内の明るさが変わりました.EIGENチームはそれに十分に対応ができなかったのでしょうか?いつもの素早い動きが見られません.前半はEIGENフォワードのやや強引な突進によりキーパーの向きが変わりボールをゴールに押し込まれ1点を失いましたが,後半は調子を上げ宿敵EIGENから2点を奪い3年ぶりにEIGENに勝つことができました.
- レセプション
レセプションでの浅田プレジデントのスピーチ.もっと研究し世界で目立つようにと檄を飛ばされました!
また,恒例の懇親会が浅田先生の身の引き締まるスピーチと 乾杯のあと盛大に行われました.情報交換の場としてレセプションはとても重要です.KITの学生も頑張っていろいろなチームと情報交換をしていた模様です.

会場:西日本総合展示場
中型ロボットリーグは7チームによるリーグ戦で勝敗が決まります.1日2試合ずつ3日間にわたって競技が繰り広がられます.なお,WinKITの試合日程は以下のとおりです.
5月4日
11:00-12:00 WinKIT(金沢工大) 4点 VS DIT-RC(大同工大) 0点
攻め込むWinKITチームのロボットたち(水色)
15:00-16:00 WinKIT 7点 VS Orient(東洋大) 1点
Orient 東洋大(紫) VS WinKIT KIT (水色)
相手のチームは強豪なのですが、攻守がかみ合い予想した以上の得点差となりました。 4日の全試合が終わり、WinKIT 、EIGEN、HIBIKINO-MUSASHIチームが2勝、Trackiesが1勝1敗、Orient、Solomon、DIT-RCが0勝2敗となっています。明日は上位チームの星 の潰し合いがあり面白くなりそうです。

目標を達成し喜ぶKIT夢考房チームのメンバー
なお、4足リーグに参加しているKITチームは昨年の9月からわずか4名で準備を始め,初試合でいきなり1対1の引き分けとなり、目標であった1得点をあげることがでました。さすがは夢考房プロジェクトです。

いよいよRoboCup Japan Open 2006が北九州市で開催されます.
5月3日(水)は調整日で,試合は4日から始まります.KITチームは中型ロボットと4足ロボットリーグにエントリーしています.中型は99年から参加していますので学生が変わっても伝統が受け継がれ一部問題はあるもののまずますといったところでしょう.
一方,4足は今年初めて参加しここ数週間でやっと試合に参加しても相手のチームに迷惑をかけないレベルなので,会場にきても試合に出るためのプログラムを書いている段階です.中型も99年はそうでした.KIT4足チームが練習試合をはじめて行いました.相手は東京工科大学の同じ初出場のチームです.10分試合を行いましたが,両チームとも満足にボールを追うことができず,0対0の引き分けという結果でした.1点を取ることを目標にしていますが微妙なところです.
